アクリル絵具での水彩表現

アクリル絵具での水彩表現  メディウムで薄めるだけで、アクリル絵具を水彩絵具のようにお使いいただけます。 リキテックス ソフトタイプとリキテックス リキッドはなめらかさを特長とし、従来の水彩絵具のように使用できます。アクリル絵具特有の定着性によって、層を損なうことなく重ねることができます。必ず紙に浸透させて、絵具が固着するようにしてください。 支持体の選択 コットンペーパー100%の高品質の厚手の紙を使うと美しい仕上がりになります。水分を多く含み、たわみが少なく、絵具を多く重ねられます。コールドプレスペーパー(荒目) は目が粗く、吸水力 に優れていますが、ホットプレスペーパー(細目・極細目)はなめらかでそれほど多孔質ではありません。  地塗りしたキャンバスなど、吸水性のない支持体に水彩画風の効果を施すには、リキテックス ペインティングメディウムを使用し、絵具を薄めて固着させてください。安定した塗膜が形成されます。 塗布・技法 透明色または半透明色のリキテックス リキッドまたはソフトタイプの絵具は水彩絵具に最も近い効果を得られます。 筆さばきの境目をはっきり残したい時はドライペーパーを使用してください。 乾くまでの時間を遅らせたい場合は、蒸留水にスロードライブレンディングメディウムを加えてください(蒸留水とスロードライブレンディングメディウムが4:1)。より長い時間作業ができます。 マスキングで必須なこと マスキングテープや専用液で周囲を覆い、乾燥した塗膜に新しい絵具が混じらないよう守ります。 作業を開始する前と、色を加える都度マスキングをすると細かな部分を守ることができます。 直線にはドラフティングテープを使ってください。粘着力が弱く、はがすときに着彩部分を痛めません。 筆またはペンでマスキング液を塗布してください。 マスキング液は指先でこするか、ラバーセメント消しゴムを使うと簡単にはがすことができます。 MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Guide 筆に関するテクニック Video Guide ガッシュ・アクリリック プラスの被覆力 Guide リキッドをペンで使う際の留意点

支持体ごとの留意点

支持体ごとの留意点 アクリル絵具は何にでも着彩できますが、安定性を最大限に高めるためにはいくつかの基本原則を理解しておくことが大切です。 支持体は着彩の基本土台であり、作品のタイプに適したものでなければなりません。支持体と下地の選択は、着彩工程での絵具ののり具合と作品の全体的耐久性に大きく影響します。なめらかな支持体ほど、絵具は乾くまでに時間がかかり、自由に動きやすくなります。一方、多孔質で吸水性の高い支持体はその反対の効果があります。 始める前に 新しい素材や支持体を使い始める前に、定着性テストを行い、適合性を確かめてください。 下準備した支持体に絵具またはメディウムを塗布し、72時間(湿度が高い環境ではそれ以上)待って硬化させてください。 完全に乾いたら、鋭利なナイフで表面に網目模様を入れます。 模様をつけた表面にマスキングテープをしっかり貼り付け、押しつけてからゆっくりはがしてください。 テープに絵具が付着していたら、表面定着性が十分ではありません。別の下準備の方法を試すか、支持体を変えましょう。 注意ポイント 支持体成分からの変色ーアクリルメディウムに含まれる水分が乾く時に支持体から不純物を引き出すことによって起き、時間の経過とともに黄色または褐色に変色する場合があります。主要高級絵具メーカーが現在販売しているアクリルメディウムすべてについて起きる可能性があります。この現象を抑えるには、作品に取り掛かる前に生のキャンバスまたは布を洗い、乾燥させてください。そうすれば、上から塗り重ねても問題ありません。アクリルメディウムの変色具合は次の条件によって変わります。 1.アクリルメディウムの質ーリキテックス製品は、純度が高く、柔軟で黄変しにくい樹脂組成を採用しています。 2.メディウムを塗る厚さージェルタイプは厚みが出やすく、水分を多く含み、乾燥するまでに時間がかかるため、リキッドタイプのメディウムよりも支持体の成分による変色が起きやすい傾向があります。 3.支持体に使用されている成分ー支持体によって含まれる着色剤や不純物が異なります。 目的に合った下地作り 吸収性や粗目を抑えた支持体にするには、リキテックス ジェッソをリキテックス マットメディウムで薄めてください。 リキテックスのテクスチュアメディウムまたはペーストはどれもジェッソと混ぜ合わせることができ、それによってさまざまなマチエール(テクスチャー)を表現できます。 リキテックス モデリングペーストは、パステル、チャコール、黒鉛を使った作品のための定着性の高い下地作りにも最適です。ジェッソとモデリングペーストを3:1の割合で試してみてください。 柔軟性のある支持体 紙材 多くの紙材は特定の溶剤用に作られ、表示がされていますので、下準備はほとんどあるいはまったく必要ありません。 種類 イラストレーションボードはアクリル画のための仕様です。 コールドプレス(荒目)の紙または板紙にはラフな質感があり、水彩画法やエアブラシ法に適しています。 ホットプレス(細目・極細目)の紙または板紙の表面はなめらかです。 たわみを防ぐために、ほとんどの用途の場合は厚みのある紙材をお勧めします。 下準備 紙材は紙の繊維が湿気を吸収するのを防ぐため、お使いになるまで密閉して保管してください。 平らな状態を保つためには、支持体に紙の周囲をテープで留め、紙が完全に乾燥するまでテープをはがさないでください。 紙の色を活かし透けて見えるようにしたい場合は、リキテックス クリアジェッソまたはリキテックス マットメディウムをお選びください。 クリアジェッソには細い骨材が含まれており、画肌に粗目が加わるため、パステル画に最適な下地になります。 布・皮 種類 リキテックスのアクリル絵具はコットン、ポリコットン、織地、編地、フェルト、スエード、レザー、テリークロス、シルク、ベルベット、ベッチン、コーデュロイ、フランネルにお使いいただけます。 下準備 洗える素材であれば、のりを落とすために一度洗って乾かしてください。 レザーは湿らせたきれいな布で拭き取り、完全に乾かしてください。スエードはスエードブラシでブラッシングしてください。 まずはお試し用の小さな布やレザーで問題がないか確認してください。 キャンバス キャンバスは、コットン、亜麻、麻(ジュート)、天然繊維・合成繊維などさまざまな種類があります。何も処理や地塗りをしていないものも、予め枠材やパネルに張ったものもあります。 種類 何も処理していないコットンキャンバス地が最も一般的でよく用いられます。 亜麻は強度と耐久性に優れていますが、油分が含まれていますので、必ずしもアクリル画に適しているとはいえません。 麻(ジュート)は褪色に強いとは言えませんが、表情をつけたい時に用いられ、何より安価です。 合繊繊維キャンバスは均一な質感が特徴で、強度と耐久性に特に優れています。 アクリルジェッソやオイル下地で予め地塗りされたものが市販されており、種類も豊富です。天然素材・合成素材、重さ、織り模様、質感、地塗り剤が1種類・2種類など幅広いバリエーションがあり、ジェッソを重ねたり、研磨したりしてさらになめらかに整えることができます。地塗り済みキャンバスは生のキャンバスより張る作業が難しく、キャンバスプライヤー(張り器)が必要です。 下準備 高品質で黄変しにくいリキテックス アクリルジェッソは、油絵具やアクリル絵具で着彩する前の地塗りや粗目を加える作業に最適です。クリアジェッソ、定番のチタニウム ホワイトのジェッソ、ブラックジェッソ、カラージェッソ、スーパーヘビージェッソからお選びください。

筆に関するテクニック

筆に関するテクニック 広い面にも細かな部分にも、その中間でも、アクリル絵具は幅広いブラシテクニックに対応できます。 細密描写 ソフトタイプは細い線も美しく仕上がります。リキテックス リキッドやガッシュ・アクリリック プラスも試してみるとよいでしょう。 なめらかな面に毛先が柔らかなラウンドの細い筆を使うと、思い通りに描けます。  水彩画法 水彩画法の場合は、さらっとした液状のリキテックス リキッドまたは薄めたソフトタイプを使ってください。 アクリルの液状メディウムを加えると、透明感と流れが良くなります。リキテックス ペインティングメディウムがお勧めです。塗膜を支えるなめらかな硬さがあります。 大型作品に取り組み、絵具のなめらかさやみずみずしさを保ちたい場合は、リキテックス リターディングメディウムまたはスロードライブレンディングメディウムを加えると乾くまでの時間を延ばすことができます。 表面模様 ドライブラシ、ぼかし塗り、点描の技法を用いる場合は、表面が粗い方が仕上がりが良く、表情が豊かになります。 リキテックスのアクリル絵具は、こうしたブラシテクニックにも最適です。ソフトタイプ、レギュラータイプ、ガッシュ・アクリリック プラスからお選びいただけます。 液状に近過ぎない絵具を使用してください。淡彩画と違い、メディウムや希釈用添加剤は必要ありません。 常に毛先の硬い筆を選び、表面に沿って軽く滑らせてください。 MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Video Guide リキッドを使ったウォッシング技法 Guide テクスチャーの作り方 Video Guide ガッシュ・アクリリック プラスの混色方法

壁画

壁画 リキテックスの初期の絵具の一部は、1950年代に壁面で実地テストされています。ですから壁画制作は私たちにとって特別な場所です。 英語の「mural(ミュラル:壁画)」の由来はフランス語で壁を意味する「mur(ミュール)」であることをご存じですか?壁画にはフレスコ画、焼き付け画、モザイク画、ステンドグラス、写真など数多くの技法があり、これらの多くが人類の歴史を通して見られます。大型のキャンバスに描いてからそれを壁に掛ける時も、壁面に直接描く時も、アクリル絵具は万能に使え、屋内でも屋外でも耐久性を発揮します。 支持体 ブロック/石膏/レンガ/コンクリート壁 壁板 木材・板 金属 制作に取り掛かる前のチェック項目 壁画制作の許可を取りましたか? 一時的な作品ですか?常設作品ですか? 最終的に手元に置いておきたいですか?まずキャンバスに描き、パネルに張って、取り付ける方法を検討しましょう。 取り上げようとしている題材は公開に適していますか? 新しい壁の場合は、石膏/ブロックが過度に伸縮しないか、ひび割れやはがれがないか確認してください。 表面に破片などがなく、構造的に安定していますか? 湿り気はありませんか?湿気が含まれていると絵具が表面からはがれやすくなります。 一般的な下準備 まず、グリス、ワックス、油分を取り除きます。リン酸三ナトリウム(TSP)またはより環境にやさしい柑橘系由来製品をぬるま湯に溶かして使用します。 すでに油性絵具が施された壁、またはそれがはがれている壁である場合は、残っている絵具をすべてはがします。アクリル絵具が使用されていた場合は、表面全体を研磨してください。 かび取り剤または漂白剤と水を1:3で混ぜた混合液を毛先の硬い筆につけ、カビ、白カビを取り除きます。ぬるま湯で2回洗い流し、完全に乾燥させてください。 なめらかな表面にしたい場合は、リキテックス マットメディウムを筆で1回塗布するか、2回スプレーします。粗い表面にしたい場合は、リキテックス マットジェルメディウムをコテで1~2回塗布してください。完全に乾燥させます。 リキテックス ジェッソから1つを選び、必要に応じて最大50%までマットメディウムで薄めてください。テクスチャーのある表面に仕上げたい時はスーパーヘビージェッソをお使いください。 筆またはスプレーで塗ります。スプレーの場合は、マットメディウムと蒸留水1:1の混合液でジェッソを薄めてください。水で薄めすぎないようにしましょう。定着力が弱まります。 ウェット研磨すると地がなめらかになりますが、表面がもろくなります。 特殊な下地準備 新しい木材―研磨した後、マットメディウムを1回塗布します。その後、いずれかのリキテックス ジェッソを1~2回塗布します。アクが強い木材の場合は、塗装用のアクどめ材をマットメディウムを塗る前に塗ります。  ペイントされた木材―研磨するかはがれたり、飛び出たりした部分を手で取り除き、マットメディウムを1回塗布してコーティングしたうえで、お好みのリキテックス ジェッソを1~2回塗布してください。アクが強い木材の場合は、塗装用のアクどめ材をマットメディウムを塗る前に塗ります。  新しいブロック―乾燥させ、硬化させてから、なめらかな表面にしたい時はマットメディウムを、粗い表面にしたい時はマットジェルを塗布してください。そのうえで、お好みのリキテックス ジェッソを1~2回塗布してください。 ペイントされたブロック―研磨または手で破片や汚れを取り除き、乾燥させ、硬化させてから、なめらかな表面にしたい時はマットメディウムを、粗い表面にしたい時はマットジェルメディウムを塗布してください。そのうえで、お好みのリキテックス ジェッソを1~2回塗布してください。 新しい壁板―アクリルエマルジョンと相性の良い工業用プライマー(Aqualockなど)を塗布してください。 未処理またはペイントされた金属―グリス、汚れ、溶剤を取り除き、表面を研磨します。ペイントされた金属を使用する場合は、下準備用溶液で洗浄し、アクリルエマルジョンと適合性のある工業用プライマー(Aqualockなど)を塗布してください。なめらかな表面にしたい時はマットメディウムを、粗い表面にしたい時はマットジェルメディウムを塗布し、お好みのリキテックス ジェッソを1~2回塗布してください。 定着性テスト 正しく定着させられるよう、制作を始める前に同様の支持体でテストしてみましょう。 下準備した支持体に絵具またはメディウムを塗布し、温度その他の環境条件によって少なくとも72時間以上置き、完全に乾燥、硬化させます。 鋭利なナイフを使って表面に網目模様を入れます。模様をつけた表面にマスキングテープをしっかり貼り付け、押しつけてからゆっくりはがしてください。テープに絵具が付着していたら、表面定着力が十分ではありません。別の下準備の方法に変えるか、その支持体はテストした絵具またはメディウムに適していないということになります。 絵画制作時のアドバイス 絵画制作時の理想的な気温は65°~75° F(18~24°C)です。50°F(10°C)未満の場合は避けた方がよいでしょう。雨の日は、湿気を吸収し、定着を妨げ、曇りを起こしやすいため、作業を避けた方がよいでしょう。 デジタル、スライド、OHPまたは反射式プロジェクターでデザインを壁に投影し、描き写すことができます。または、グリッドシステムを使ってデザインを拡大し、転写する方法もあります。 描いたものは、リキテックス マットメディウム50%と蒸留水の混合液をスプレーコーティングし、定着させる必要があります。 屋外の壁画は紫外線にさらされるため、リキテックス製品のような耐光性顔料を使用した絵具を選んでください。 リキテックスのメディウムを使うと絵具の硬さ、テクスチャー、つやの調節ができます。水で薄めすぎないようにしましょう。壁画を長持ちさせるには塗膜を最大限そのままの状態に保つ必要があり、水分が多いとそれが損なわれます。 バーニッシュによるコーティング 壁画制作が終わったら、最後の仕上げとして、風化、汚染物質、汚れから作品を守るための保護用バーニッシュを塗布します。 将来的に落とせるよう、リキテックス ソリューバーのようなはがせるバーニッシュを使用しましょう。

テクスチャーの作り方

テクスチャーの作り方 練りの硬い絵具を使用するか、専用メディウムを加えると、テクスチャーを表現できます。 さまざまな組成を組み合わせることによって、仕上がりの可能性は無限に広がり、混合自在なバインダーシステムを採用しているリキテックス製品をお使いいただくと自由にミックスできます。作品の長期保存性に優れ、時間が経過しても分離しません。 マチエール(テクスチャー)のためのメディウム ジェルメディウム―絵具に立体構造を与える各種ジェル。盛り上げのほか、粘度やボリューム感を高めたい時に最適です。 モデリングペースト―3種類 の中からお選びください。またはそれぞれをミックスして自分流の効果も表現できます。どの種類の支持体でも、彫塑的な加工をしたり、立体感、形状、テクスチャーを与えたりが可能になります。 セラミックスタッコ―イタリアのフレスコ画のようなつや消しのきめ細かなセメント様の仕上がりになります。 ブレンデッドファイバー―乾いた時に繊維状の肉質が生まれ、果肉または裂けた織物繊維のような表情が生まれます。 ナチュラルサンド―粒状の質感が生まれ、乾くと光沢のある浜辺の砂のような外観になります。 レジンサンド―粗い粒状の質感が生まれ、半光沢に仕上がります。 グラスビーズ―透明なガラス球から作った、泡のような半光沢の質感に仕上がります。 ホワイトオペークフレーク―不透明な白のアクリルフレークから作った大きめのフレーク状またはうろこ状の質感が生まれます。透明または半透明の色と合わせると美しく仕上がります。 リキシック―気泡のあるスポンジやケーキのような質感が生まれます。  マチエール(テクスチャー)の強調 マチエール(テクスチャー)をつけたら、絵具で加工することによって、さまざまな効果を演出できます。 メタルまたは蛍光色効果―筆を使って、マチエール(テクスチャー)の凸部または凹部に明るい干渉色を施すと、光や影を加えることができます。またはパールメディウムを使ってください。 スプレー効果―流動的で拡散しやすいリキテックス スプレーはマチエール(テクスチャー)の強調に最適です。波のような盛り上げから細かなステンシルまで、技法を問わず、自由に使えます。 MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Video Guide ジェルメディウムの使い方 Guide バーニッシュ(保護ニス)

ポーリング技法

ポーリング技法 なめらかな色だまりや、グラフィカルなストライプ、空想世界のような表現、濡れたように滴りを描くなら、垂らし込み(ポーリング)に挑戦してみましょう。 絵具になめらかな強度や粘度を与えたい時は、リキテックス ソフトタイプとポーリングメディウムをお使いください。 手順 リキテックス ポーリングメディウム1カップとソフトタイプを大さじに山盛り1杯を大きめのバケツまたはボールに入れて、混ぜ合わせます。 パレットナイフを使って、やさしくなめらかに絵具とメディウムをミックスします。やさしく混ぜ合わせることによって気泡を防ぎます。気泡ができたら、消えるまで10分程度待ちましょう。 じょうごを使って混合液をスクイーズボトル(絞り出せる容器)かお好みの容器に注ぎ入れます。ピッチャーやチューブを使うと、それぞれ違う効果が得られます。 カスタムカラーを混色で作る場合は、垂らし混む色が不均一にならないようメディウムを加える前に混色を行ってください。 支持体を水平な作業台に乗せ、混合液を直接、好きなように垂らし込みます。 ムラができたり、支持体にダメージを与えないよう、常に平らな状態で作業してください。 作業場所がほこりっぽい場合は、大きな段ボールなどで囲み、空気中に浮遊する粒子が表面に付着し、美しい光沢の仕上がりが損なわれないよう防ぎましょう。 全体に均一に垂らし込み、少なくとも1日乾燥させます。塗膜に厚みがある場合は2日待つことをお勧めします。 アドバイス 1回の作業で複数の色を使用する時には、あらかじめ複数の色を一緒に用意しておきましょう。シャープなドットや同心円を作りたい時は、1番目の色に続いて、2番目の色を直接垂らします。 マーブル模様にしたい時は、パレットナイフやフォークを使い、複数の色の表面をなぞって混ざるようにします。 細く滴り落とす時は、支持体を横向きにします。絵具が表面を流れ落ちるように支持体を動かすと、自由に流れるような効果が得られます。 独創的な色の重なりを固定させるために、コーティングを施しましょう。 ポーリングメディウムには水を加えないでください。アクリル樹脂の強度が損なわれます。 必要なもの リキテックス ポーリングメディウム+ソフトタイプ―最強タッグ 軽量カップとスプーン―正しい比率にするため 大きめの容器とパレットナイフ―混ぜ合わせるため じょうご―容器に注ぎ入れるため スクイーズボトルまたは垂らし込み(ポーリング)用カップ―制作のため 支持体(張りキャンバス、ボード、紙、ガラスなど) MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Guide マーカーのケア方法 Guide アクリル絵具での水彩表現 Guide テクスチャーの作り方

リキッドをペンで使う際の留意点

リキッドをペンで使う際の留意点 インクを使用する場合は、ダマになったり、にじんだりせずに、鮮やかさとなめらかさを保ちたいですよね。 リキテックス リキッドは、つけペン、羽根ペン、製図ペンなどさまざまな種類のペンやインク技法にも一貫して使える理想的な絵具です。なめらかに流れ、すぐに乾き、乾燥すると耐水性が生まれます。細密描写も広い面の淡彩表現にも適し、にじみやぼかしを心配せずに簡単に作業できます。インクによくある染料ではなく耐光性の高いファインアート顔料を配合し、褪色にも強さを発揮します。 アドバイス ペン先の準備として、ご家庭にある酢に浸してください。酢の効果によってペン先に残った不要な不純物が取り除かれ、また若干エッチングされるため、絵具が馴染みやすくなります。 ペン先に熱を加えないでください。もろくなります。 つけペン、羽根ペン、製図ペンに絵具を染み込ませるには、リキテックス リキッドの蓋に付属しているドロッパー(スポイト)を使ってください。この方法であれば絵具の量をコントロールしやすく、こぼさずに済みます。 まず黒鉛の鉛筆で納得がいくまでイメージをスケッチし、それからアウトラインや細い線に絵具を施します。やわらかな消しゴムで鉛筆の線を消してから、絵具で着彩してください。 絵具のにじみができてしまったら、絵具を水で湿らせてみてまだ水に溶ける状態であれば、ティッシュペーパーや吸収性の良い布でできるだけ速やかに慎重に拭き取ります。乾燥した絵具は、鋭利なナイフで削り取るか、白の絵具で覆い隠します。 使用後にペン先または筆をリキテックスのブラシエイドに浸すと、絵具汚れをすっきり落とすことができます。 MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Video Guide ジェルメディウムの使い方 Video Guide スプレーでのマスキング使用法/多層の作り方 Video Guide ソフトタイプをシート状に加工する方法

スタンピング

スタンピング どの支持体でもどの設定でも、予め決まった形のマークを1回または繰り返しつけたい時はスタンピングが最適です。 スタンプは自分で作ることも、画材店で既製品を購入することもできます。同じスタンプでもメディウムや支持体のテクスチャーによって異なる効果が生まれます。なめらかなリキテックス リキッドは細密なスタンピングにも対応できますが、粘度の高い絵具やメディウムを使うと同じスタンプでもいろいろな可能性が生まれます。 手順 小さなトレーまたはプレートの上に絵具を注ぎ入れます。 スタンプを浸し、絵具を均一につけたら、お好みの支持体にスタンプを押します。淡く仕上げたい場合は筆を使ってスタンプに絵具を直接つけるか、霧吹きでスプレーしてください。 新しいスタンプは作品に使う前に事前に練習するのが賢明です。 圧や角度をいろいろ試して、理想の仕上がりを見つけましょう。 使い終わったらすぐに、濡れた布で残った絵具を拭き取ります。それからブラシエイドまたは石けん水で汚れを落としてください。 使用した用具はすべて乾燥させてから保管しましょう。 アドバイス スタンプ表面に複数の色をつけると、より複雑な仕上がりになります。ただし、絵具が乾いてしまうのを防ぐために手早く作業しましょう。 アクリル絵具のスタンプは、すでに塗ってあるアクリル絵具またはメディウムの上に層のように重ねられます。その反対も可能です。 リキテックス リキッドをリキテックス ペインティングメディウムで薄めると透明感が増します。加えるメディウムの量を増やすと、発色の透明度も増します。リキテックス グラデーションメディウムもお使いいただけますが、ペインティングメディウムより若干重厚であるため、スタンプマークに少し絵具が残る場合があります。 透明な像を重ねると、スタンプのグレージングができます。リキテックス リキッドの透明色を選び、ペインティングメディウムを加えると美しく仕上がります。1回塗布したら、20~30分乾かしてから次の作業を行ってください。 リキテックス セラミックスタッコなどのテクスチュアジェルを使ったスタンピングもお試しください。水彩用紙にセラミックスタッコを薄く塗布し、乾燥させます。リキテックス リキッドをスタンプにつけ、ドライな質感の表面にスタンプしましょう。ざらざらとしたスタッコの表面は、なめらかな紙に直接スタンプする時と比べて独特の表情が生まれます。 必要なもの リキテックス リキッドースタンピングに最適ななめらかさ ペインティングメディウム/グラデーションメディウム―発色の透明感がアップ 各種効果のためのメディウム―表情を出すために ブラシエイド―スタンプのインク汚れを落とす時に MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Guide ポーリング技法 Video Guide ストリングジェルメディウムの使い方(ソフトタイプ使用) Video Guide ガッシュ・アクリリック プラスでのイラスト画

コラージュ

コラージュ リキテックスのアクリルメディウムと絵具はどちらも固着力が高く、コラージュの前、最中、後にお使いいただけます。 アドバイス 他の創作材料を使う時と同じように、作品作りの計画を立てるところから始めます。どのようなものを創作したいか。コラージュするオブジェは何か。パレットにはどのような色があるか。スケッチを描き、デザインのプランを決めます。地塗りから始めるのは常に良い方法です。 コラージュするオブジェの柔軟性と重量に合った支持体を選びます。重量のあるオブジェは木材、金属、メゾナイト、MDF、壁などの硬い支持体が必要です。 ジェッソで地塗りすると、最適な接着力を得られます。 コラージュするオブジェと支持体をメディウムでコーティングします。接着力がダブルになります。 使用するオブジェの無菌性を検討してください。例えば浜辺の砂には化学的不純物が含まれ、絵具の化学的性質と反応するかもしれません。リキテックスのナチュラルサンド テクスチュアメディウムはその代替に最適です。 美しく仕上げるには、コラージュが完成したら必ずバーニッシュでコーティングします。作品保護がはるかに簡単になり、作品を汚れや紫外線、傷から守ります。使用した絵具またはメディウムの厚さによって3~7日間、完全に乾かします。お好みの光沢感を選び、次の手順に従って、バーニッシュを施してください。マチエール(テクスチャー)の強い作品はスプレータイプのバーニッシュまたはスプレーガンを使うか、あるいはそれぞれの溝にバーニッシュが行き渡るよう綿密に点描しながらコーティングすると美しく仕上がります。 必要なもの 新聞や目の細かい紙の場合―マットメディウムまたはグロスポリマーメディウム 写真または雑誌紙―マットジェルメディウムまたはジェルメディウム やわらかいオブジェをキャンバスに取り付ける場合(アクリルスキン、マイラー、プラスチック製のおもちゃ、テキスタイル)―ライトモデリングペーストまたはスーパーヘビージェルメディウム しっかりした支えを必要とする重量のあるオブジェの場合(セラミック、モザイクタイル、ガラス、木など)―モデリングペーストまたはスーパーヘビージェルメディウム MORE TIPS & TECHNIQUES その他の使い方/テクニック Guide 写真 転送 Video Guide ストリングジェルメディウムの使い方(ソフトタイプ使用) Guide スタンピング

エアブラシ

エアブラシ エアブラシを使ったペインティングは、従来の筆やパレットナイフでは簡単に再現できない影や透明感、繊細な陰影表現などのイリュージョンを表現できます。 鮮やかに発色し、さらりと液状のリキテックスリキッドはエアブラシ技法に最適です。薄める必要がなく、いやなにおいも少なく、水で簡単に洗い流すことができます。ソフトタイプをお使いになりたい場合は、あらかじめリキテックス ペインティングメディウムで薄めて理想の硬さに整えてください。 支持体の準備 準備はエアブラシ法を使う支持体の種類と求める耐久性によります。絵具の吸収性が支持体によって異なるため、わからない場合は必ずテストしてください。 布を使用する場合は、エアブラシを施す前に洗い、のりを落とします。 吸収性のない支持体(プラスチック、金属、ブロックなど)の場合は、スプレーする前に研磨すると定着力が高まります。 カラーを薄めたい時 適切な粘度の定義は空気圧、エアブラシの種類、作業面との近さによって変わります。軽いクリームくらいかそれよりも柔らかくしたい時もあるでしょう。 リキテックス リキッドは薄める必要はありませんが、ソフトタイプをお使いになる場合は、ペインティングメディウムで薄めることをお勧めします。乾燥を遅らせる特殊な添加剤が含まれているため、絵具の柔軟性、耐久性、定着力を失うことなく、流れを良くし、目詰まりを防ぐことができます。 ソフトタイプをお使いになる場合は、エアブラシをなめらかに通過できるよう薄めた絵具を裏ごししてください。 アドバイス エアブラシには忍耐力が肝要です。トーンを徐々に重ねていくことによって、絵具の鮮やかさが増し、均一に整っていきます。 スプレーする前に色を混ぜ合わせてしまうのではなく、光学的観点から混色します。例えば、ナフソール クリムソンをカドミウムフリー イエロー ライトの上にスプレーすると、この2色を先に混ぜ合わせるよりもオレンジの鮮やかさを際立たせることができます。 スプレーした部分の暗さを判断するには、白のコピー用紙を隣に置いてみてください。対比によって暗さのレベルがより明確にわかります。 エアブラシにかける空気圧を抑えると、しぶきが飛び散ったような表現になります。 テキスタイルに使用する場合は、絵具が地に浸透しますので、裏面のゴーストイメージがそのまま定着します。3日間硬化させてから、洗うかドライクリーニングしてください。 リキテックスのイリディッセントカラー(パールカラー)またはメタリックカラーには雲母片が含まれるため、一定してスプレーするためには太いエアブラシノズルと高い空気圧が必要になる場合があります。 絵具を水で薄めると透明感が増します。 エアブラシの層を重ねていくと吸収性は低下します。 作業は必ず、換気の良い場所で行ってください。 スプレーは遠くまで飛散するため、塗布したくない部分はマスキングで覆い、保護しておきましょう。 混合液の濃度が高い場合は、空気圧を高めるか、ペインティングメディウムを加えてください。絵具を薄めた場合は、空気圧を抑え、エアブラシを作業面に近づけると細かく描画できます。空気圧を高める場合は、エアブラシを作業面から遠ざけてください。 マスキングの方法 塗布したくない部分はマスキングで覆い、保護します。広い面積には、ステンシル、フリスケット、またはマスキングペーパーを使ってください。 ステンシル ステンシル板は切り抜きのある薄い素材です。 穴にスプレーするポジティブステンシルと、作業面にプレートを置いてその上からスプレーするネガティブステンシルの2通りに使用できます。 フリスケット/マスキングフルイド 覆った部分のスプレーし過ぎを防ぐために、片面に低粘着性接着剤をつけた薄いビニルフィルムです。 着彩が終わったら、その部分を完全に乾かしてからフリスケットを貼ってください。 フリスケットを平らにならし、気泡を逃してください。 フリスケットフィルムとキャンバスとの定着度を高めるには、目の細かい織地キャンバスを使用し、カバーする部分にリキテックス グロスポリマーメディウムを1~2回塗布してください。 鋭利なカッターナイフを使い、軽く圧をかけながらフリスケットを目的の形状に慎重に切り取り、不要なフリスケットを取り除いて、次の色を塗布してください。 フリスケットまたはテープは、1日以上、作業面に貼ったままにしないでください。 マスキングテープ 直線にしたい時またはマスキング素材を貼る時は、製図用テープまたはマスキングテープをフリスケットと同じように使ってください。低接着性タックが付いているため、取り外した時に着彩部分にダメージを与えません。 キャンバスのデリケートなエアブラシ部分をマスキングで保護する スプレーした部分を完全に乾かします。 汚れのないやわらかなブラシを使うか、スプレーで塗布し、リキテックス グロスポリマーメディウムでその部分を慎重にコーティングし乾燥させます。 必要に応じて塗布面にエアブラシを重ねます。 必要に応じて、作業を繰り返してください。 エアブラシのお手入れ 作業中 エアブラシは定期的にきれいな水でうがい洗浄をしてください。 エアブラシニードルの先端やスプレーキャップの中に絵具がたまった場合は、定期的に取り除いてください。 時折ニードルを取り外し、徹底的な洗浄を行ってください。 エアブラシは、使用していない間は水を張った容器に入れて(先端を水に浸して)保管してください。