スタンピング
どの支持体でもどの設定でも、予め決まった形のマークを1回または繰り返しつけたい時はスタンピングが最適です。
スタンプは自分で作ることも、画材店で既製品を購入することもできます。同じスタンプでもメディウムや支持体のテクスチャーによって異なる効果が生まれます。なめらかなリキテックス リキッドは細密なスタンピングにも対応できますが、粘度の高い絵具やメディウムを使うと同じスタンプでもいろいろな可能性が生まれます。
手順
- 小さなトレーまたはプレートの上に絵具を注ぎ入れます。
- スタンプを浸し、絵具を均一につけたら、お好みの支持体にスタンプを押します。淡く仕上げたい場合は筆を使ってスタンプに絵具を直接つけるか、霧吹きでスプレーしてください。
- 新しいスタンプは作品に使う前に事前に練習するのが賢明です。
- 圧や角度をいろいろ試して、理想の仕上がりを見つけましょう。
- 使い終わったらすぐに、濡れた布で残った絵具を拭き取ります。それからブラシエイドまたは石けん水で汚れを落としてください。
- 使用した用具はすべて乾燥させてから保管しましょう。
アドバイス
- スタンプ表面に複数の色をつけると、より複雑な仕上がりになります。ただし、絵具が乾いてしまうのを防ぐために手早く作業しましょう。
- アクリル絵具のスタンプは、すでに塗ってあるアクリル絵具またはメディウムの上に層のように重ねられます。その反対も可能です。
- リキテックス リキッドをリキテックス ペインティングメディウムで薄めると透明感が増します。加えるメディウムの量を増やすと、発色の透明度も増します。リキテックス グラデーションメディウムもお使いいただけますが、ペインティングメディウムより若干重厚であるため、スタンプマークに少し絵具が残る場合があります。
- 透明な像を重ねると、スタンプのグレージングができます。リキテックス リキッドの透明色を選び、ペインティングメディウムを加えると美しく仕上がります。1回塗布したら、20~30分乾かしてから次の作業を行ってください。
- リキテックス セラミックスタッコなどのテクスチュアジェルを使ったスタンピングもお試しください。水彩用紙にセラミックスタッコを薄く塗布し、乾燥させます。リキテックス リキッドをスタンプにつけ、ドライな質感の表面にスタンプしましょう。ざらざらとしたスタッコの表面は、なめらかな紙に直接スタンプする時と比べて独特の表情が生まれます。
必要なもの
- リキテックス リキッドースタンピングに最適ななめらかさ
- ペインティングメディウム/グラデーションメディウム―発色の透明感がアップ
- 各種効果のためのメディウム―表情を出すために
- ブラシエイド―スタンプのインク汚れを落とす時に