ポーリング技法
なめらかな色だまりや、グラフィカルなストライプ、空想世界のような表現、濡れたように滴りを描くなら、垂らし込み(ポーリング)に挑戦してみましょう。
絵具になめらかな強度や粘度を与えたい時は、リキテックス ソフトタイプとポーリングメディウムをお使いください。
手順
- リキテックス ポーリングメディウム1カップとソフトタイプを大さじに山盛り1杯を大きめのバケツまたはボールに入れて、混ぜ合わせます。
- パレットナイフを使って、やさしくなめらかに絵具とメディウムをミックスします。やさしく混ぜ合わせることによって気泡を防ぎます。気泡ができたら、消えるまで10分程度待ちましょう。
- じょうごを使って混合液をスクイーズボトル(絞り出せる容器)かお好みの容器に注ぎ入れます。ピッチャーやチューブを使うと、それぞれ違う効果が得られます。
- カスタムカラーを混色で作る場合は、垂らし混む色が不均一にならないようメディウムを加える前に混色を行ってください。
- 支持体を水平な作業台に乗せ、混合液を直接、好きなように垂らし込みます。
- ムラができたり、支持体にダメージを与えないよう、常に平らな状態で作業してください。
- 作業場所がほこりっぽい場合は、大きな段ボールなどで囲み、空気中に浮遊する粒子が表面に付着し、美しい光沢の仕上がりが損なわれないよう防ぎましょう。
- 全体に均一に垂らし込み、少なくとも1日乾燥させます。塗膜に厚みがある場合は2日待つことをお勧めします。
アドバイス
- 1回の作業で複数の色を使用する時には、あらかじめ複数の色を一緒に用意しておきましょう。シャープなドットや同心円を作りたい時は、1番目の色に続いて、2番目の色を直接垂らします。
- マーブル模様にしたい時は、パレットナイフやフォークを使い、複数の色の表面をなぞって混ざるようにします。
- 細く滴り落とす時は、支持体を横向きにします。絵具が表面を流れ落ちるように支持体を動かすと、自由に流れるような効果が得られます。
- 独創的な色の重なりを固定させるために、コーティングを施しましょう。
- ポーリングメディウムには水を加えないでください。アクリル樹脂の強度が損なわれます。
必要なもの
- リキテックス ポーリングメディウム+ソフトタイプ―最強タッグ
- 軽量カップとスプーン―正しい比率にするため
- 大きめの容器とパレットナイフ―混ぜ合わせるため
- じょうご―容器に注ぎ入れるため
- スクイーズボトルまたは垂らし込み(ポーリング)用カップ―制作のため
- 支持体(張りキャンバス、ボード、紙、ガラスなど)