【ジェッソとガッシュ・アクリリック プラスの混用】 ジェッソを塗った後、時々白の絵具のかわりにガッシュ・アクリリック プラスと混ぜて使ったりします。カラージェッソも同じく絵具と混ぜて使っています。これは問題ないでしょうか?また、メディウムも併用しても大丈夫でしょうか?

ジェッソ及びカラージェッソを絵具として使用する事に問題はありません。 またジェッソとガッシュ・アクリリック プラスを混ぜて使用する事にも問題はありません。 各種のメディウムを混ぜて使用する事も特に問題はありませんが、例え

【一番黒い色】 深い闇を表現したく、漆黒に一番近い色名を教えて頂けますか?また混色によって表現できるのであれば色名と混合比率を教えて頂けますか?

リキテックス レギュラータイプ/ソフトタイプの中で一番濃い黒はマースブラックとなります。 マースブラックにごく少量のフタロシアニンブルーを混ぜると、より深みのある黒に見えるようになります。 ただし好みもありますので、必ず

【少し固まり始めたアクリル絵の具の改善法】 ボトルタイプのBASICSを使っておりますが、あまり使用しない物などが、ゲル状になってきました。溶剤としては、水でよいのでしょうか?(水を入れて撹拌)

時間が経ってゲル化したアクリル絵具は、使用時に水を混ぜて練り直せば使えることもあります。 しかしゲル化が進んだ物は、そのようにしても表面の滑らかさが失われて、ざらざらした仕上がりになってしまいます。 そうなってしまった絵

【アクリル絵の具と膠の併用(2)】 板にリキテックスで描く予定ですが、下地にニカワ液を引いて金銀砂子を蒔こうと思っていますが、ニカワの上に絵具は大丈夫ですか?

膠の上にもアクリル絵具は載せることができます。 ただし膠は水で溶ける性質を持っていますので、作業は手早くする必要があります。 あまり時間をかけると膠が溶けてきて、きれいな仕上がりにならなくなる恐れがありますのでご注意くだ

【アクリル絵具と膠の併用】 アクリル絵具と膠は混ぜることはできますか?また、アクリル絵具の下地の上に膠で溶いた岩絵具、顔料は定着しますか。その逆も可能でしょうか?

アクリル絵具のメディウムと膠はどちらも水性なので、混ぜることは不可能ではありません。 しかしながら、混ぜることで双方の特徴を殺してしまうので、混ぜて使用することは推奨いたしません。 アクリルのメディウムに比べて、膠は粘性

【壁画の手順】 壁の素材は窯業系サイディングで、そこにアクリル系とウレタン系のペンキ層が塗ってあります。その上に壁画を描くのですが、お勧めの画材、下地材などがありましたら教えてください。

手順としては、 まず荒いサンドペーパーで全体をこすり、表面に傷を付けます。 その上からジェッソを塗り、 乾燥後アクリル絵具で絵を描きます。 数日乾かした後にグロスバーニッシュを塗り、 更に数日乾燥させてからソリューバー・

【アイボリーブラックとマースブラックの違い】 色の濃さの違いかと思いますが、その他どのような違いがあるのか教えて下さい。

アイボリーブラックの方がやや温かみのある色味です。 特にホワイトと混ぜるとアイボリーブラックの方は暖色系のグレーに、マースブラックの方は寒色系のグレーになります。 また、色の効きはマースブラックの方が強いので、ある色に同

【アクリル絵具とフィキサチフ】 アクリル絵具の層の中にフィキサティフの層が入る技法は問題があるでしょうか?色鉛筆は三菱鉛筆製の油性のワックスを使用していないものを使っています。

フィキサチーフは大抵の場合、樹脂(伝統的な処方では松やに)をアルコールで希釈してあります。 それ自体が強い耐水性を持つ物ではありませんので、アクリル絵具を弾くようなことはありません。 極端に厚くかけたりしなければ、上から

【メディウムを使用しなくても描けますか】 アクリル絵具で描くとき、メディウムを使わずに水だけで描いても構わないでしょうか。チューブから出したままの絵具を塗ったりその上に多くの水で溶いてグレイズのように描いたりしています。やはりメディウムを使い固着力を強くしていくべきでしょうか。水だけのほうが面倒がなくてよいのですが。

アクリル絵具を水のみで薄めて使用するのは、使用方法によっては定着力に問題が発生する場合があります。 紙など水を吸いやすい基底材であればほとんど問題ありません。 麻のキャンバスなどの場合、水で薄めすぎると後で重ね塗りした時