レジデンシャル・アーティスト(ロンドン)

アーティスト・イン・レジデンス最新情報

リキテックスのインターナショナル・レジデンシー・プログラムでは、さまざまな世界のアトリエにアーティストを招聘しています。ロンドンのレジデンスは、リキテックス イノベーション&開発ラボラトリーに併設された「エレファント・ラボ・スタジオ」(旧称「グリフィン・ギャラリー・スタジオ」)です。アーティストたちはラボでアクリル絵具が開発される様子を見たり、オープンスタジオを開催したり、リキテックスの全ラインナップを含めた新しい材料を試したりと、自分の技を磨きます。米国ではニューヨーク市にある「レジデンシー・アンリミテッド」、サンフランシスコの「ミネソタ・ストリート・プロジェクト」とパートナーシップを結んでいます。どんなアーティストたちと協働しているのか、ぜひ定期的にチェックしてください。    

レジデンスプログラムの始まり

1956年、後にグッゲンハイム美術館や二ューヨーク近代美術館(MoMA)などの美術館の永久コレクション作品を制作することになるGaro Antreasianは、インディアナ大学で当時「Men’s Quad(男の4人部屋)」と呼ばれていた場所で、一連の歴史的な壁画作品に取り組んでいました。リキテックスの創業者であり、絵具開発者であるヘンリー・レビソンはGaroを訪ね、新しく開発したアクリリック・エマルジョンが広い面でどう機能するかを試してもらう機会ではないかと気付きました。その結果、水性アクリル絵具が公式に使用された世界初の作品が生まれました。これがリキテックスとアーティストとの初めてのコラボレーションであり、これをきっかけにリキテックスはアーティストの作品制作を支援し、アーティストには彼らのニーズに合った新しいマテリアルの開発を手助けしてもらう連携関係の文化が始まりました。以降、意見を交わし、技法を観察し、意見や感想を募ることによって、世界最高水準のアーティストのアクリル絵具が作られ続けています。 現在は、世界中のアーティストとのコラボレーションプログラムが運営されています。レジデンシーからアトリエ訪問、特別なプロジェクトから教育活動まで、リキテックスはすべてのキャリアステージのアーティストたちの支援に力を注いでいます。もしご興味があれば、インディアナ大学の壁画は今は「ライト・レジデンス・ホール」と呼ばれている場所で、今も良い状態で残されていますのでぜひご覧ください。